外はいい天気だけど少し肌寒い。これはあれかな今流行の暖冬ってやつかなー、(うんや何か違うような気もしないでもない)コタツが暖かくて出たくないしお茶は美味しくてミカンも甘くて…、あぁ幸せ出たくない出れない…。コタツの中から窓の外を見ると少し曇ってきて家の中はこんなに暖かいのにこっちまで寒くなりそうだ、あぁやだやだ!!おなかすいたなー(一日中コタツの中でごろごろしてるのにやっぱりお腹はすくんだねすくもんはすくんだね)どうしようかな…火鉢の上で焼いてるお餅は一向に膨らみそうにないしそれ以外に食べるものはみかんくらいしかない、うんなんて食材に乏しい家なんだろうかココは(これは私がここ三日で食べ尽くしてしまったというのもあるかも知れない、それは秘密秘密。)うだうだごろごろ、コタツの中をころころと転げ回る。もう一度窓の外を見る、やっぱり空はどんどんどんよりしてきていて気が滅入ってきた。……ん?誰かこっちに来る、みたいだ!わぁ素敵こんな寒い日に来客かな。ぁ、で郵便屋さんかもしれないけどおつかれさまだなぁほんとに。うだうだごろごろ、あぁねむ…、うん眠くなってきたアレ誰だったんだろう、私に会いに来てくれる人だったらなんだか嬉しい な…。






、起きて下さい。」
「……ん、ふぇ…?」






あれあれあれあれ〜。誰だこの人招き入れたのは。この家には私しか基本住んでないから私が招き入れてない=不法侵入。そうかそうかなるほど、赤ジャージは不法侵入だな。私に礼状は出てないから飛鳥ポリスの家宅捜索ではないぞ。口あんぐり目ぱっちり。(ぁ、でも本当は眠いからあんまりぱっちりじゃないかも不細工な顔だろうな。)眠い目をこすりながら正直今コイツを飛鳥ポリス様に不法侵入の現行犯逮捕ですとか言って突き出したら私の未来はとても明るい気がする、だってこの赤ジャージは変態ですから、いつもセクハラ受けてるしね、うん。(あ、セクハラでも訴えられるんじゃないのこれ!わっほぃ優位に立ったよわたし!!)(なんかテンション変だね。そりゃぁそうだよなんてったって目の前に顔があるんだよおかしーなわたし寝てたはずな……の、に  あれ?)天井が妹子の向こう側に見えるんですけどこれは何でしょうかお母さん!!(いや母さん5年前に他界しちゃったけど!でもやっぱり助けてお母さん!!)






「……、はい?妹子さん?」
「おはよう御座います。」






語尾にハートマークとかそんな甘ったるい声がしてうぎゃー何この人びっくりしちゃうじゃないの!ひぃぃい耳かじるな変な声でちゃうだろ!!それにアレだ足が妙に寒いと思ったらコタツから体全部出ちゃってるじゃないかこの野郎!!凍死しちゃう凍死しちゃう!!ぁ、だめお前手冷たい触るなあぎゃー!!「仕方ないでしょに会うために寒い中歩いてきたんですよ?」は?何私声に出てたみたいだ!えーこの寒さってやつぁ憎いぜ☆★(調子乗っちゃったよごめん)






「だからってセクハラは駄目だから離せ!」
「嫌ですよ。ご褒美くらい下さい。」
「何真顔で言ってるんだちょ、やめなさい!!」
「だから嫌だって…、は僕に愛されるのが嫌なんですか?」
「愛されるのが嫌とか、なに…それっ!愛されるって何!」
「愛されるって、」






て、いったら急に妹子が黙って。それからふれるだけの、ち、ちゅうを私の唇にしてきて……うわ、クラクラする。さっきまであんなに強気だったのに私なんか馬鹿みたいだ。トントンッてリズムよくついばんでるみたいにしてくるからなんだか、こう胸の中がふわーって満たされて、もっともっと…、欲しくなったりしてくる。やだなんか、変な気分。でも好きなんだきっと。だって心の底から嫌がってない、私。妹子のこと好きなんだもんしょうがないよね。ね?(またちゅって触られた。こんな心地良いの、嫌いになれるわけない。)「ほら愛されるって何となく分かりましたか?」顔が少し赤い妹子がこっちを見て微笑んでる。可愛い。妹子もきっと一生懸命になってくれてるんだ。それは、とても嬉しいことなんだよ。それくらい解ってるよとっても満たされてて嬉しいんだから。






「全然……、わかんない…っ!!」
「、分かって下さいよ。」
「ん、わかんないもん…。」






そう言えばもっともっと愛して貰える、知ってるからね。妹子が私に甘いのくらい。















フリをして今日も私は子どものように貴方に愛を求める。そうしないと正直になれないの私。いきなり正直になっても何か調子狂っちゃうでしょ?





(この子ツンデレなのかなぁ。ひよひよ様提出分!2007.03.29)